腸内環境

腸内細菌の変動が大きい人、つまり腸内細菌が不安定な人は脂肪肝や糖尿病、肥満になりやすいという研究が報告されました。正確に因果を証明することは難しいですが、多様性が低いことで腸内細菌の変動が大きかったものと考えられます。興味があったら読んで下さい。

帝王切開で産まれた子供は腸内環境が悪いことが知られています。この記事では、その対策として帝王切開で産まれた子供に糞便移植で母親の腸内細菌を移植し、その経過を見た論文を紹介します。

腸内細菌と認知症は関連があることが知られています。これを脳腸相関という言葉で説明されることがありますが、この関連を人のデータで示し、さらに機械学習を使って腸内細菌から認知症を推定したモデルが作られました。この記事ではこの論文を紹介します。

腸内細菌の多様性が低いことは、腸内環境が悪いことの一つの指標ですが、これまではあまり健康因子との関連がはっきりとしていませんでした。この記事では、多様性指数と関連が見られた健康マーカーをランキングにした興味深い論文を紹介します。

食事がわたしたちの体内時計にとって大事そうというのは何となくわかると思いますが、そこに腸内細菌が関わっていることを研究した論文があります。この論文では、腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸が時計遺伝子の発現を早めていることを示しています。