脳腸相関

最近、注目されている機能性表示食品のヤクルト1000をご存じですか？ヤクルト社が発売した最初の機能性表示食品で、睡眠の質改善やストレスの緩和などの機能が表示されています。脳腸相関と言う点では、かなり注目の機能になりますが、論文やメタアナリシスなどから詳しく紹介をします。

自閉症スペクトラム症は先天性の病気ですが、後から形成されるはずの腸内環境を改善することで社会性を回復させる可能性があるようです。興味があったら読んでみてください。

高脂肪食によって腸内細菌が変化すると、社会性が欠如するメカニズムを詳細に解析したマウスの試験を紹介します。この論文ではロイテリ菌という非常に興味深い腸内細菌が社会性に大きくかかわっていることも証明しました。

パーキンソン病と腸内細菌の関係は脳腸相関の文脈で、非常に注目されていますが、10の研究を統合したメタアナリシスが出ました。腸内細菌の研究も本当にどんどん進み興味深いなと思います。良かったら読んでみてください。

腸内細菌と認知症は関連があることが知られています。これを脳腸相関という言葉で説明されることがありますが、この関連を人のデータで示し、さらに機械学習を使って腸内細菌から認知症を推定したモデルが作られました。この記事ではこの論文を紹介します。