健康,  腸内環境

【まとめ】赤ちゃんの腸内細菌について知っておくべき5つのこと

こんにちは、ここ最近は妊婦や乳幼児の腸内細菌に関する記事をまとめていましたが、この記事では、赤ちゃんの腸内細菌について知っておくべきこととして記事にまとめました。

この記事をさ~っと見ていただければ、大事なポイントは分かると思いますが、少し詳しく知りたい場合には、関連記事を合わせて記載しますので参考にしてください。

出産方法~帝王切開か自然分娩か

第1は出産方法です。こんなことを言われても、自分で決めれることではありませんが、帝王切開と自然分娩では腸内細菌が変わります。

自然分娩では母親の膣や肛門の細菌に新生児は産まれて最初に出会います。

一方で帝王切開で産まれた子供は皮膚の常在菌に最初にさらされます。

そして、産まれて一番最初に出会うこの細菌が子供の腸内細菌のベースとなっていくので、当然、自然分娩の子供は母親の腸内細菌をより受け継ぐことになります。

帝王切開なのか、自然分娩なのかは、出産時のなにかしらのリスクによって判断されることが多いので、どうするということではありませんが、帝王切開で産まれた子供に対しては、より一層、その腸内環境をケアするように心がけることは大切かと思います。

ちなみに、参考文献の「腸科学」では母親の膣の粘液を綿棒に付けて、帝王切開で産まれた赤ちゃんの口に付けることを提案しています。なかなか斬新な発想で、こう言ったことが出産現場で定着するのかちょっと注目です。

プロバイオティクスを投与する

2番目はプロバイオティクスの投与です。子供の腸内環境を形成する際にとても重要なことはより有用な細菌に出会い、定着させることです。

プロバイオティクスというのは、食品などから有用な腸内細菌を摂取することを指します。

大人はプロバイオティクスよりも、食物繊維などを意識することが大切だと思いますが、乳児期の子供はこれから腸内環境を形成していく過程なので、プロバイオティクスを与えることで、キレイに定着する可能性が期待できます。

例えば、下記のビーンスタークの商品であれば、乳児期に定着しやすいビフィズス菌を新生児(0ヵ月から大丈夫です)にも与えることができますので、少しでも良い腸内細菌になってほしい、あるいは抗生物質の投与や帝王切開での出産など、子供の腸内細菌に不安があるようでしたら、試してみるのは良いと思います。

一応付け加えると、エビデンスがどれくらいある素材なのかは分かりませんが、個人的には安全性をちゃんと確認しているのであれば、摂取させて悪いことはないと思います。

ちょっと思ったのは、雪印ビーンスタークのプロバイオを与えた赤ちゃんは、将来、異常に雪印メグミルクのヨーグルトと相性のいい子供に育つとかあるんですかね~(笑)。

母乳で良い腸内細菌を育てよう

第3番目は母乳です。母乳に含まれているヒトミルクオリゴ糖というオリゴ糖が本当にすごくて、ビフィズス菌など、有用な腸内細菌のエサになります。

しかもヒトミルクオリゴ糖は、あまりにも複雑な構造をしているため、消化することができず、腸に全て届くという最強のオリゴ糖なんです。

ちなみにヒトミルクオリゴ糖は、人工的に作ることもできないので、母乳を与える以外に子供にヒトミルクオリゴ糖を与える方法がないんです。

神秘ですね。母の力は偉大です。人工的に作れるようになったら、私も摂取したいです。

抗生物質の影響を理解した上で適切に使用する

第4に抗生物質です。抗生物質については、下記の記事を以前に公開しました。

この記事では、赤ちゃんの腸内細菌という話ではないのですが、腸内細菌叢(そう)が形成される過程にある乳幼児の時期に抗生物質を摂取するというのは、子供の腸内にとってはとても大きなストレスになると想像されます。

どうしても様々な感染症にかかってしまい、抗生物質を投与せざる得ないということは出てくると思います。うちの子供たちが小さかった時のことを考えても、風邪をひいたときなどに、たびたび抗生物質を処方された記憶があります。

こういった時に、適切なケアをしていくということは本当に大切なことだと思います。できることなら、母乳を、それが難しい場合にはオリゴ糖や食物繊維とプロバイオティクスを与えることが大切だと思います。

お医者さんによっては、抗生物質でお腹を壊してしまう方のために、整腸剤を一緒に処方してくださいます。この整腸剤は、基本的にはビフィズス菌や乳酸菌などの有用な腸内細菌が含まれています。

離乳期の食生活がその後の長期的な腸内細菌を決める

最後(第5)に離乳期の食生活です。最後に一番重い内容ですが、離乳期の食事は子供の腸内環境を決めるとても重要な要素です。

この時期の食生活が一生の間、影響を及ぼし続けるといっても間違いではありません。ですので、ここは正しい知識と行動が必要だと思います。(そうは言っても、絶対的な正解もないと思いますが)

私が思うには、色々な食材をバランスよく食べることです。体に良い食べ物でも、偏りすぎると、腸内細菌も偏りが出てしまい、多様性が下がってしまうと思います。まあ、そうは言っても、野菜など食物繊維が多く含まれる食材を意識的に食べさせることだと思います。

離乳期という話ではありませんが、食物繊維を意識的にとるためにはこちらの記事なども参考になると思います。良かったら読んでください。

まとめ

ここまで読んでくださりありがとうございます。特にまとめと言うこともありませんが、今回の記事もスタンフォード大学の研究者のソネンバーグ夫妻の著書でものすごく注目された腸科学という書籍を参考にまとめました。

因みに、この本はとてもアカデミックな内容でありながら、先生方が子供のことを気遣って試行錯誤してきた思いが込められているので、子供がいる方には特におすすめかなと思います。

子供の話からテーマは切り替わりますが、まだまだこの著書を参考に、自分で勉強したことも加えながら、腸内環境の記事を続けて書いていきたいと思います。

食品会社勤務の企業研究員。公衆衛生の講座に在籍する、社会人博士課程の大学院生でもあります。食の機能性研究、腸内細菌の研究に軸を置いています。興味関心は公衆衛生、疫学。統計の専門家に憧れます。興味のある研究について、Twitterやブログで発信しています。

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