食事

災害食を準備しよう!~ローリングストックと災害食の種類

はじめまして、こんにちは。この記事では災害食について書こうと思いますが、近年、本当に災害が多いなあと思います。最近は地震が気になりますが、昨年は台風が千葉に破壊的な爪痕を残し衝撃を受けましたね。ただ、台風に限って言えば、温暖化の影響を受けて、今後、ますます増える可能性があり、今の日本の建物の強度では耐えられないレベルの台風が来る可能性も高いというニュースを見たことがあります。恐ろしいです。

この記事では災害食の備蓄についてまとめたいと思います。災害用備蓄って意外と難しいと思いませんか?災害食自体は結構色々あるけれど、結局のところ、何をどれだけ備蓄するのが正解なんだろう?というのがはっきりしないんですよね。

で、災害食について色々と調べることがあったので、その中で一般的に知っておくとよいと思ったことや、わたしの考えをまとめたいと思い、この記事を書くことにしました。

ポイントは

①最低3日分が目安、
②水や火が無くても食べれるものが少しは必要、
③災害食は高いので、賞味期限長めの一般食品を上手く活用する。

です。

備えあれば憂いなしとは言いますが、そうは言ってもスペースの問題もあるし、災害食は値段も高いので、それぞれの家庭にあった内容を考えるべきです。

がっつり災害食の備蓄商品を売っているようなウェブサイトを活用すると、一人1食1000円で家族4人で1日分で10000円を超えるなんてことになってしまいますので、3日分で30000円はちょっときついな~なんて言うこともあると思います。

ただ、あくまでもこれはわたしの個人的な見解ですので、それを承知で読んで頂ければと思います。

災害時に何日分ストックをするのが正解?

最低3日以上が一般的!

まず、備蓄をどれだけするかですが、こればっかりはどこまで準備していれば安心と言い切れる日数はありません。そこで、実際に災害等が起こったと想定し、ざっくりと3段階にレベルを設定しました。

災害のレベル具体的な想定
★★★避難所で生活する想定のレベル
★★家で過ごせるが、物流やライフラインにかなり大きな制限がある状況
家で過ごせるが、物流やライフラインに多少の制限がある状況

実際に災害が起こったときに、備蓄の差が顕著に出るのは★2のときではないかなあと思います。避難所の場合には、基本的には自治体で管理している災害食の備蓄があります。もちろん備蓄状況は自治体によって異なると思いますし、原則、自分で準備をするというのが大事ということは間違いありません。

一方で家で過ごす場合には、そのときの備蓄状況が大きく影響しますよね。一般的には最低3日、望ましくは5~7日分の備蓄が良いということが、ウェブサイトなどを見ると出てきます。

で、ここからはわたしの考えですが、備蓄は災害支援が来るまでの3日間をしのぐというのがまず優先です。3日間の準備はしておきましょう。そして、5~7日間の話ですが、これは家庭の冷蔵庫や食材のストックなどで補助する形でまかなうスタンスで、すぱっとあきらめてしまうというのも賢明な考えだと思います。

逆に3日間は心配性な方も、楽観的な方も、必ず準備をしましょう。

災害食はどんなものがあるの?

次に災害食にどんなものがあるのかをいくつか紹介したいと思いますが、使用できるライフライン別にどんなものがあるかをまとめると、わたしが調べたレベルでは下記のようなものがありました。

災害時は水が貴重なので、水が必要かどうか、そして電子レンジでもコンロでもよいので加熱が必要かどうかを元に4つのグループに分けました。

どうでしょうか?こうやって整理すると災害食として備蓄したとしても、ライフラインによって使用可能なものが変わってくるということが良く分かると思います。

上の図の中のどれを重点的に準備するのが良いという訳ではないと思います。

はっきり言って、日本で売られている災害食の品質はとても高いです。長期保存可能ですし、災害食にしては、味も良いです。この災害食にしてはという前提はすごく大事だと思っています。つまり、普通のものが食べれる状況で、進んで選ぶ人は少ないけれど、災害時であれば、許容できる味ということです。

災害食について考えるときに優先すべきことは何でしょうか?わたしは、強いストレス下に置かれているときに、ささやかな楽しみとして食の存在はとても大事だと思います。いつもと変わらずに美味しいものが食べれる幸せは災害時のメンタルヘルスにおいてもとても大事だと思います。

だから、おいしさが第一優先にしたいと思うんです。もちろんなんでもいいからまず食べることというのがその上位に来るとは思いますし、持病などで食事制限が必要な方はそれも踏まえて考えるべきだと思います。でも、おいしさとか、食べなれている味とかは、メチャクチャ優先順位が高いと思います。

オススメの災害食、ストック方法

ストックの戦略を立てよう

ここからは完全にわたし個人のおススメの話になってきますが、どんなものをストックするとよいか、わたしの考えを紹介したいと思います。はじめにストックする戦略としては

  • 欲張り始めるときりがないので、ずばり3日分!の食品に限定します。
  • 4日目以降は冷蔵庫の中身や家で常備してある食材でしのぎましょう。
  • アルファ化米は、味では劣るし、値段も高いので1日分だけ。
  • 2日分は安くて美味しいを優先して包装米飯で。
  • おやつはメンタルケアのためにも面倒くさがらずに準備する。
  • それ以外は栄養バランスや食べなれたものを重視して、3日分にする。

という戦略で考えます。ここまで決めれば、だいたい何とかなるかなという感じです。

1日分はそのまま食べれるものを準備しよう!

そのまま食べれるものというのはロングライフパンやシリアルバー、加熱なしでも食べれるレトルトのスープなどになりますが、一応、水で戻すことができるアルファ化米もここに含めることにします。

そうすると、1日3食と考えるとわたしの中では1食はロングライフパン、2食は尾西のアルファ化米の五目ごはんがおすすめです。

缶deボローニャ 賞味期限は3年間

尾西食品 アルファ化米 賞味期限5年6か月

具体的に解説したいと思いますが、まず、想定しているのは1日分でこれは味などは2の次でとにかくしのぐことを目的に考えました。ですので、おかずなどは特に無く、パンとアルファ化米のみです。

缶deボローニャは食べたことがありますが、少しかたくて、しまっている感じはありますが、おいしいです。ネックはやっぱり価格が高いことじゃないかなあと思います。ですのでこれは本当に最小限にすることが大事かなと思います。うちは家族4人ですが、上の3食セットだと足りないので6食セットになります。

続いてアルファ化米ですが、わたしは尾西の五目ごはんをおすすめします。第1の理由はまずごはんそのものがあまりおいしくないので、少しでも味がついているほうがごまかしがきくという点で五目ごはんがおすすめです。さんざんまずいと言っておいてではありますが、五目ごはんは、びっくりするくらいおいしくて、さすが大手の品質だなと思いました。また、包装米飯は白米や味がついていないものが中心になるので、アルファ化米は炊き込みご飯、混ぜご飯系のものがあるとよいと思います。

わたしは食べたことないですが、松茸ごはんもあります。正直言って、賞味期限が5年と考えると、5年に1回くらいは松茸ごはんの保存食食べるのもよいですよね!災害時にテンションを上げてくれる食事って最高だと思います。これはすごく惹かれました。

残り2日は包装米飯、レトルト、缶詰で乗り越える!

残り2日ですが、何かしら加熱する手段がなければ使えないというリスクはありますが、わたしは価格面や通常食としての汎用性なども考えて、包装米飯やレトルト食品、缶詰などで乗り越えるのが良いと思います。

缶詰やレトルト食品は非加熱でも食べれるものもたくさんあるので、上手に利用するのがいいですよね。

サトウのごはん 賞味期限10ヵ月

カリー屋カレー 賞味期限2年

常備用カレー職人 賞味期限5年

味の素 おかゆシリーズ 賞味期限12~15ヵ月 

マルちゃんカップ麺アソート 賞味期限150日

たぶんベースになるのはレトルトカレーと包装米飯だと思いますが、包装米飯は基本サトウのごはんをオススメします。わたしみたいにあまり味にうるさくない人だったら、まあ良いと思いますが、ご飯に対してはものすごくこだわりがあるよ!って人は、絶対に佐藤食品が美味しいと思います。ここでは紹介しませんでしたが、麦ごはんも結構おススメです。というのも災害時ってどうしても栄養が偏り、お腹の調子が悪くなりやすいと思うので、食物繊維が多い大麦が混ざっているメリットは大きいからです。

でも、包装米飯の麦ごはんは値段が高めなので、たくさんストックするときには、ちょっと価格も気になるかなあと思いました。因みに我が家だったら、4人家族で3食、2日分と考えると24パック欲しいのですが、1パック200gだと結構多いです。子供のお茶碗で100g、女性用のお茶碗で140g、男性用のお茶碗で160g、男女兼用のお茶碗で150gです。なので、上の200g、20パックでうちの場合は丸2日分くらいは足りそうです。

次に、レトルトのカレーですが、カレーはレトルトとの相性が非常にいい食品です。というのもレトルト食品に通常みられる独特のにおいが香辛料でマスキングされるからです。カレーは食欲がないときでも、比較的しっかりと食べれるので、災害時の食品としてもおすすめです。

ちなみにグリコの常備用カレー職人は商品としては秀抜ですが、わたしは必須レベルではないかなあと思います。賞味期限は通常のレトルトカレーでも2年近く持つものが多いですし、温めずに食べれるというメリットがあっても、ご飯のほうが温める必要があるので、結局加温できる環境を想定するかな~と感じたからです。

おかゆを買っておくのもオススメです。どうしても食欲が出ないことがあると思うので、胃にやさしい商品があるとよいなあと思います。また、おかゆだったら非加熱でも行けます。これも結構大きいポイントですね。おかゆは意外と味の素、キユーピーなど大手メーカーが並んでいて、価格帯は手頃なんですよね。わたし的には、2日間の朝食はおかゆくらいの感じでレパートリーを考えていいかなと思います。

最後にカップ麺です。カップ麺は好みのもの、食べなれているものを常備しておくとよいと思います。意外と賞味期限が短いので注意してください!

サイドメニューは遊ぼう。そして、おやつも忘れずに!

ここまではメイン食材を紹介しましたが、ここからサイドメニューなどをいくつか紹介したいかなと思います。

といっても、基本的にはサイドメニューは遊ぶことが大事だと思います。スーパーとかに行って、缶詰などで美味しそうなものを見繕って買うのが楽しくていいと思いますね。

価格と大きさ、軽さを考えるとクノールとかの粉のスープでも良いと思いますが、栄養面などのメリットを考えると、カゴメのスープは秀抜だと思いますね。

下記にいくつかよさそうな商品を紹介もしますが、まあ流してもらって大丈夫です。

まとめるとわたしだったらこんな感じです

以上の内容をまとめるとわたしだったら下記のような感じですね。1人当たりで考えると、缶詰のパン1つ、アルファ化米の五目御飯2つ、レトルトのおかゆ2つ、無菌包装米飯3パック、カップ麺1個、フルーツ缶3つ、おかずの缶詰2つ、レトルトのカレー1つ、スープ2つになります。ペットボトルは12本と3日分のおやつも必要ですね。

食事その他
1日目朝:パン(缶詰)、フルーツ缶
昼:アルファ化米
夜:アルファ化米
500 mL×4本
おやつ
2日目朝:おかゆ(レトルト)、フルーツ缶
昼:包装米飯、缶詰、スープ
夜:包装米飯、カレー
500 mL×4本
おやつ
3日目朝:おかゆ(レトルトか粉)、フルーツ缶
昼:カップ麺
夜:包装米飯、缶詰、スープ
500 mL×4本
おやつ

以上の内容で考えれば、2020/7/4のリンクのアマゾンの価格で単価設定した場合の、ざっくりとした予算は、1人あたり6371円でした。ある程度考えて単価をおさえても1人1日2000円は想定しておいた方が良いかなという印象です。

パン349円 ×1349円
アルファ化米316円 ×2632円
おかゆ105円 ×2210円
包装米飯142円 ×3426円
カップ麺205円 ×1205円
カレー114円 ×1114円
フルーツ缶403円 ×31209円
その他かんづめ348円 ×2696円
野菜スープ317円 ×2634円
おやつ1日分300円 ×3(参考無)900円
水500 mL83円 ×12996円

水は1日2Lですが、ごみは増えますがコップがいらないなどの汎用性を考えると500ミリペットボトルのほうが良いと思います。もちろん、保存期間が終わって普通に使う際にも使い勝手もよいですよね。

備蓄スペースが足りない時にはローリングストックがよい

最後にストック方法についても少し書いておきます。でも何気にこれがすごく大切です。災害備蓄は基本的にローリングストックという方法が望ましいです。ローリングストックというのは、簡単に言ってしまうと、災害用に備蓄するんじゃなくて、通常食として備蓄しろよ!ってことです。

3日分のストックを考えるんだったら、4日分のストックを置いておくと、食べてしまっても、3日分は残っているので安心です。そして、食べたら補充するかたちで買い足してストックしておくと、スペースなどをとることもないし、普段から食べなれているものが災害食となるので、心理的にも安心します。

また、ライフラインが止まったときに家庭にカセットコンロがあれば、食事の選択肢も多くなるので、持っていない家庭は買っておくとよいですね。

まとめ

ここまで読んでくださりありがとうございました。少しは参考になりましたか?ポイントは、

  • 自分はどこまで準備するのかのラインを明確に決めること
  • そのうえでローリングストックの考え方で備蓄自体の負担を小さくすること

この2点が大切かなと思います。もちろん用意周到であればそれに越したことはありませんが、災害食の準備をするのって意外と心理的にも家計的にも負担だと思うんです。ですので、この記事ではその心理的、家計的な負担をできるだけ抑えられるように、そして、メンタルヘルスを重視して記事を書きました。

実際に、うちではパンとアルファ化米だけ災害バッグに家族4人分入れていて、あとは災害セットではなく、通常の食品のストックの場所を利用しています。

専門家がこの記事を読んだ場合には色々な意見があるかもしれません。あくまでもわたし個人の考えですので、そのことを承知いただければと思います。この記事が少しでも役に立てば、うれしいです。災害食については、栄養面、病気などの課題についてまとめた下記の記事も参考になるかもしれません。良かったら読んでください。

食品会社勤務の企業研究員。公衆衛生の講座に在籍する、社会人博士課程の大学院生でもあります。食の機能性研究、腸内細菌の研究に軸を置いています。興味関心は公衆衛生、疫学。統計の専門家に憧れます。興味のある研究について、Twitterやブログで発信しています。

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