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【NHKスペシャルまとめ】豪雨災害 いま何が必要か ~命を守る“避難スイッチ”~

NHKスペシャルで豪雨災害関連の放送がありました。これは大事な情報だなと思いましたので、まとめた内容を共有したいと思います。

ざっと今回の熊本九州豪雨をまとめると、死者・行方不明者は60名を超えていて、すさまじい勢いですね。また、2018年の西日本豪雨、昨年の台風に続いてなので、とてもリアルに豪雨被害について考えさせられます。

この記事はわたしの主観で大事だと思った個所をまとめています。また、録画してないので、内容などの確認ができていませんが、ご容赦ください。

今回の熊本九州豪雨でのケーススタディ

球磨村での事例

球磨川が氾濫し甚大な被害が起こった球磨村では、たびたび避難準備レベルの勧告があったようです。ですが、そこまで大きな被害が起こったことがなく、それが住民にとっても危機感を下げてしまったようでした。

また、今回の避難指示までのアナウンスを時系列にまとめると、

  • 避難準備17:00
  • 避難勧告22:20
  • 避難指示3:30
  • 河川反乱5:30

とのことでした。避難勧告が22:20で避難指示が3:30では起きていたとしても、動き出すにはかなり抵抗があると思います。

いつ起こるかわからないというのは当たり前のことですが、このように、いざ深夜に避難指示があると判断は極めて難しいだろうなと思いました。

八代市西鎌瀬集落の事例

八代市西鎌瀬集落では河川付近の集落8世帯約20名が全員避難し、無事でした。

このときにポイントとなったのは、球磨川の新しい堤防を超えそうなレベルだったことを察知した住民が、すぐに地域の方に声かけをして避難をしたとのことでした。

実際にその後、球磨川は氾濫し、集落ごと濁流にのみこまれてしまっていましたが、住民は全員高台に避難し無事だったということでした。

熊本九州豪雨の発生メカニズムと温暖化による今後の豪雨について

発生メカニズムについて

さて、この熊本九州豪雨が発生したメカニズムについても簡単な解説がありました。

想像の通りではありますが、温暖化の影響があるのは間違いないようです。今回の熊本九州豪雨では東シナ海の水蒸気とインド洋の水蒸気が日本の上空で線状降水帯を形成したとのことでした。

そして、この線状降水帯の水蒸気量というのが半端じゃなかったようで、2018年の西日本豪雨の超えるレベルの水蒸気量だったそうです。日本の上空に押し寄せてきた水蒸気の量は毎秒50~60トンで、アマゾン川2~3本文の水の量になるそうです(これ言われても良く分かりませんでした)。

まあ、ようは、すごい量の水蒸気量だったということです。

今後の温暖化による豪雨発生について

今後もこの温暖化による豪雨の発生は増えていくことがあるんだろうなというのは、想像がつくと思いますが、仮に海面の温度が2.6度上昇し、他のパラメーターを同じにした場合に、2018年の西日本豪雨の降水量は1.3倍くらいまで増えていただろうとのことでした。

また、世界の海面の温度上昇を見ると、実は日本周辺は最も海面温度が上昇している地域になるということで、温暖化による豪雨被害は今回の豪雨を含め、既に始まっているとも考えられますが、今後、ますます増えていく可能性が高いです。

ちなみに60年後には、北海道でも豪雨が起こるだろうとのことでした。

また、今回は夜中~明け方にかけて避難勧告、避難指示が出ていましたが、これは夜に大気の温度が低くなり、雲が地表近くまで下がってくるため、豪雨になりやすいというメカニズムもあるということでした。

なるほどな~、全てちゃんと理由があるんだ!というのはとても勉強になります。

線状降水帯の予想モデル

防災科学研究所が作成している線状降水帯発生の推定モデルについても紹介がありました。

実は、東峰村など一部の自治体で試験運用されているシステムのようですが、線状降水帯が15時間以内に発生する可能性がある場合にメール知らせるそうです。

今回はこの予想モデルを使用した一部の自治体では避難勧告を線状降水帯が発生する前に発令したことで甚大な被害をおさえたようですが、まだまだ推定の精度は低く、課題が多いようでした。

具体的には的中率が1割程度しかなく、アラートのメールが届いた後でも、自治体ではかなり慎重に雲の動きなどを確認して、避難指示を出していたようでした。

ただし、このことについて、とても大事だなと思ったのですが、予想が外れたのではなく、リアルな避難訓練だったと考えて動くことで、本当に線状降水帯が来た時に落ち着いて対応できるようになると話していました。

まとめ

多くの方が一緒かもしれませんが、災害というと、私にとっては地震をどうしても先に考えてしまって、豪雨については正直、軽視をしているところがありました。

ですが、良く分かったことは、豪雨災害はかなり身近な災害の一つだということです。いざというときのために、ちゃんと準備していなければいけないと改めて考えさせられました。

また、どんな状況になったらどういう行動をとるか?を具体的に決めて置くことで迷いがなくなるので、ちゃんと決めるようにという話があり、例えば、

  • 川の水位がここまで来たら親戚の家に避難する

などのようにいくつかのレベルで行動をあらかじめ決めておくことが大切ということでした。これを機に私も再度ハザードマップを確認したり、災害食を見直したりしたいと思います。

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食品会社勤務の企業研究員。公衆衛生の講座に在籍する、社会人博士課程の大学院生でもあります。食の機能性研究、腸内細菌の研究に軸を置いています。興味関心は公衆衛生、疫学。統計の専門家に憧れます。興味のある研究について、Twitterやブログで発信しています。

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